PEEK材について

PEEK材ってご存知ですか?

「Poly Ether Ether Ketone(ポリエーテルエーテルケトン)」

略してPEEKです。

良い名前ですよね。ピークです。

余談ですが、最近CRペースト:ソリデックスから「カリスマスマート」というペースト材を発見し、こちらへ切り替えました。

名前って大事ですよね。

愛着が湧かないとやっぱり使いたくないですよね。

そrはそうと、

PEEKの引張り強度は100MPa程度で、引張り弾性率3,000MPa以上、伸び率25%と、金属に匹敵する高い機械的強度を持っています。

PEEK材って、前から知っている人にはずっと囁かれていた材料でした。

R5/12月から、メタルフリーがさらに加速しました。第二大臼歯(7番)と親知らず(8番)、並びに条件を満たさない第一大臼歯(6番)に対して、保険内で白い詰め物ができます!といった具合に、PEEK材が保険収載をおりました。

どうなんですかね。私は懐疑的な目で見ていますが、

まず、アイボリー一色しかない点。ここが結構厳しいのと

接着などで専用の前処理材が必要になる点や、症例数が少なすぎる点等が、どうしても前向きに考えられないポイントです。

大学病院等の研究報告を吟味し、問題ないところで、松風以外でも様々なブロックが流通したところで進めたいと思います。

いずれにしても、PEEK材のディスクやブロックが各社から販売されることは明らかですので、もう少し経過を見つつ進めていきたいと思います。

全ての歯牙においてメタルフリーを推進する流れが来ております。

私はそうあって欲しいと思いますが、大事なポイントは、その材料がいかに素晴らしいかといったところです。

今後の歯科医療に期待したいと思います。

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